国立教員養成大の好事例集 文科省が第2巻を公表

文科省は6月3日までに、国立教員養成大学・学部や附属学校の特色ある取り組みをまとめた事例集の第2巻を、ホームページで公表した。地域の教育委員会や高校と連携した高大接続の取り組み、附属学校のユニークな教育活動など32事例を収載している。

同事例集は 「国立教員養成大学・学部、大学院、附属学校の改革に関する有識者会議報告書」を受けたもので、第1巻は2018年7月に公表されている。

共同教育学部の開設を予定している宇都宮大学と群馬大学では、両学長・理事・学部長らを構成メンバーとする「教育学部の連携・協力に関する協議会」を設立。来年度の開設を目指してカリキュラムや入試の検討を進めている。特別支援学校教諭免許で5領域全てをカバーできるようになるなど、両大学の資源を生かした相乗効果が期待される。

香川大学教育学部では、香川県立坂出高校に開設された「教育創造コース」のプログラムに協力し、「総合的な学習の時間」に大学教員が出前授業を行ったり、生徒が同学附属学校園を訪問したりしている。こうした活動により、県内高校出身の教育学部志願者の安定的な確保を目指している。

働き方改革に取り組む新潟大学附属新潟小学校では、教員にとって研究活動に関する業務が長時間勤務につながっていることを受け、研究に関する会議を大幅削減した。

また、同学附属長岡中学校では、部活動指導を教員の勤務時間内に限定し、勤務時間を超えた活動は保護者が運営する「クラブ活動」としたことで、部活動の実施日数を維持しつつ、教員の部活動による超過勤務時間を大幅に削減した。

事例集は文科省ホームページで確認できる。