リースに補助なし「おかしい」 学校へのエアコン設置費

学校へのエアコン設置で、リースが補助対象とならないのはおかしい――。愛媛県の中村時広知事は6月3日、文科省の藤原誠事務次官と面会し、教員の業務負担軽減や学校施設のエアコン設置、耐震化について、要望書を提出した。特にエアコン設置については、リースによる整備も国庫による補助対象とするよう求めた。

藤原事務次官に提案書を手渡す中村知事(右から2人目)

要望書によると、教員の業務負担軽減については、新学習指導要領や教育課題に対応するための教職員定数の充実を求め、同県が独自に配置している高校への部活動指導員やスクールロイヤーについても、国庫補助の対象とすべきだと提言した。

学校の安全対策では、ブロック塀の安全対策やエアコン設置事業の補助対象に公立高校も加えた上で、エアコン設置については、リースによる整備も補助対象として認めるよう提案した。

中村知事は記者団に対し、「県立高校は国の補助対象外となっていることが多いが、小学校や中学校とやるべきことは一緒で、補助制度の格差を解消してほしいと要請した。エアコンはリースで整備した方が、コストが抑えられるのに、補助が出ないのは一般的に考えてもおかしい」と強調した。

同県によると、同県の公立学校のエアコン設置率は、今年度末までに、小中学校で90%超、県立高校では100%を達成する見込み。このうち、県立高校は56校中40校がリースによって整備したという。