教員免許、学校種越え複数取得を 大分大学が卒業要件に

大分大学教育学部は6月3日までに、2020年度から、小学校教育コースを初等中等教育コースに改組し、小学校の教員免許に加え、学校種を越えて、幼稚園か中学校の教員免許も取得することを卒業要件とすると発表した。さらに必要な単位を修得すれば、中学校の他教科や特別支援学校の免許など、三つ目の免許も取得できる。

大分大学によると、20年度から始まる初等中等教育コースでは、小学校教諭1種免許の他、中学校教諭2種免許もしくは幼稚園教諭2種免許を必ず取得することを卒業要件に課す。中学校と幼稚園の2種免許は、所定の単位を修得すれば、1種免許を取得できる。

また、幼稚園教諭を取得する学生を主な対象に、保育士資格を取得するためのプログラムも開設する。

さらに、教科によっては中学校1種免許に必要な単位を修得した上で、さらに所定の単位を修得すると、高校教諭1種免許を取得できる。

また、必要な単位を修得すれば、卒業要件にはない三つ目の免許として、中学校の他教科、幼稚園、特別支援学校の免許のいずれかの取得も可能。

小中一貫教育や幼小連携の推進などにより、異なる学校種や複数の教科の教員免許を取得している教員のニーズが高まっている。2018年度に国立大学の中で正規教員就職率が2番目に高かった大分大学では、こうした地域のニーズに対応し、改組によって教員養成の強化を図りたい考えだ。