教員採用試験で小学校と中学校の併願可能に 山梨県教委

山梨県教育委員会は、2020年度採用の教員試験から小学校と中学校を併願できる制度を新設した。これまでは受験の際にどちらかを選択していたが、希望者は第2志望としてもう一方を選択することが可能になる。併願は、小学校と中学校の両方の教員免許状を取得しているか、取得見込みであることが条件。

筆記などの一次試験と、面接や小論文などの二次試験があり、二次試験まで進んだ受験生が不採用となった場合、第二志望に切り替えて採用可能かを検討する。この場合、小中で筆記などの試験内容が異なるが、免許が担保になるとみなして再試験は行わない。

県教委の担当者は「山梨県では教員採用試験受験者の減少や、倍率の低下が続いている。これまで複数の免許状を取得している人も多く見受けられたため、この制度を新設した。教員の質の低下もなく、意欲の高い方に合格してもらえるよう、制度がうまく活用されることを望んでいる」と話した。

また、新たに一般教養試験が免除される「大学推薦枠」も設けられ、同県内の大学や短大4校からの推薦を募る。推薦枠は、採用人数の多い小学校と特別支援学校を対象に、採用人数の約1割を予定している。合わせて、特別支援学校で学ぶ子供が増えていることから、一次試験の加点要件として特別支援学校教諭の免許状の所持が新たに加えられる。