プール準備で誤って塩素ガス発生 6人が病院に搬送

東京都葛飾区立上平井小学校で6月17日、プールの授業の準備中、教員が誤って塩素ガスを発生させた。教員計6人が目や鼻の痛みを訴え病院に搬送されたが、児童に被害はなかった。この日は同校のプール開きだった。

区教委によると、同日午前7時半ごろ、機械室のろ過器にプールの水を殺菌するための塩素を入れるところを、担当していた教員2人が誤って、プールの水を中和するための無水炭酸ナトリウムを投入。ミスに気付いてすぐに塩素を追加したため、化学反応が起きて塩素ガスが発生した。

この2人と現場に駆けつけた副校長ら別の教員が塩素ガスの被害を受け、20代から50代の男女6人の教員が目や鼻の痛みなどを訴えて病院に運ばれたが、いずれも症状は軽かったという。児童は校舎内にいて無事だった。

通報を受け駆けつけた消防が、児童などにプール周辺に近づかないよう呼び掛け、機械室の空気を入れ替えて塩素濃度を下げた。約3時間後に、塩素ガスの発生が止まったことを確認した。

区教委は教育新聞の取材に、「薬剤が適正に取り扱われるよう、管理や指導を徹底していきたい」と話した。