「自分は役に立たないと感じる」 日本の若者の半数超

日本の若者は諸外国と比べて自己肯定感が低く、自分を役に立たない存在と感じる割合が半数を超えることが、内閣府が6月18日発表した2019年版の子供・若者白書で明らかになった。

白書の特集では18年度の「我が国と諸外国の若者の意識に関する調査」の結果をもとに、若者の意識の現状をまとめた。調査は日本・韓国・米国・英国・ドイツ・フランス・スウェーデンの満13~29歳の男女を対象に実施した。

「自分は役に立たないと強く感じる」という設問に「そう思う」または「どちらかと言えばそう思う」と回答した若者の割合は、日本では51.7%と半数を超えた。

ほかに多かった国は、▽英国(56.5%)▽米国(55.2%)▽韓国(50.7%)――だった。一方、少なかった国は▽ドイツ(31.8%)▽スウェーデン(37.0%)▽フランス(39.4%)――だった。

「自分に満足している」と「自分には長所がある」に、「そう思う」または「どちらかと言えばそう思う」と回答した割合はそれぞれ45.1%と62.2%で、いずれも対象の7カ国のうち最も低かった。

さらに日本の若者に特有の傾向として、自分が役に立たないと強く感じている人ほど自分自身に満足していない割合が高いことが分かった。

また、ボランティア活動に対する興味について、「ある」と回答した若者の割合は33.3%と対象国の中で最低で、前回の13年度調査比べて1.8ポイント低下していた。「ない」と回答した割合は48.1%で、前回調査時よりも6.2ポイント高かった。

白書では、もうひとつの特集として「長期化するひきこもりの実態」をまとめたほか、子供たちの成長のための社会環境整備として、大阪府立西成高校と民間団体が連携して集団生活になじめない生徒に居場所を提供する「となりカフェ」や、登下校の子供の安全を確保する「登下校防犯プラン」などの取り組みについて紹介した。

子供・若者白書は、「子ども・若者育成支援推進法」の第6条に基づき、毎年、年次報告書として国会に提出される。