【TALIS2018】国内教員、自信も満足感も希薄

日本の教員は世界に比べ、自身の指導法に自信がなかったり、仕事に対して満足感を得ていなかったりする実態が、OECD(経済協力開発機構)が6月19日に発表した「国際教員指導環境調査」(TALIS)で明らかになった。また、教職が第一志望の職業だったと回答した割合は中学校教員で81.5%に上り、参加国平均の68.9%を大きく上回った。

自身の指導を項目ごとに自己評価してもらう設問に「かなりできている」または「非常によくできている」と回答した割合は、中学校教員で▽生徒に勉強ができると自信を持たせる 24.1%(参加国平均86.3%)▽生徒の批判的思考を促す 24.5%(同82.2%)▽多様な評価方法を活用する 32.4%(同82.0%)▽生徒が学習の価値を見いだせるように手助けする 33.9%(同82.8%)――などと平均値を大きく下回った。

小学校の教員も全体的に低い傾向にあり、▽児童の批判的思考を促す 22.8%▽多様な評価方法を活用する 33.3%▽児童に勉強ができると自信を持たせる 34.7%――などが特に低かった。

仕事に関する満足度についての設問に「非常によく当てはまる」または「当てはまる」と回答した中学校教員の割合は、▽現在の学校での自分の仕事の成果に満足している 49.0%(参加国平均 92.7%)▽もう一度仕事を選べるとしたらまた教員になりたい 54.9%(同75.8%)▽この学校を良い職場だと人に勧めることができる 61.5%(同83.3%)――などと、ほとんどの項目で平均値を下回り、世界的に見て日本の教員が自身の仕事に満足していない姿が浮き彫りとなった。

一方で、教員になる際の動機について国内の中学校教員が最も高く位置付けたのは「教職に就けば、子供や若者の成長に影響を与えられる」(89.0%)で、高い志を持ち教員を志望した人が多いことが読み解けた。

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