国研が『キャリア教育資料集』 報告書と手引まとめる

国立教育政策研究所(国研)は6月24日、2018年度版『「キャリア教育」資料集(研究・報告書・手引編)』を公開した。国研と文科省がこれまでに出した「キャリア教育」に関連する研究報告書と手引などをまとめたもの。「キャリア教育の新たな方向性」と「これまでのキャリア教育推進関係資料」の二部構成で、全266ページ。

東京都世田谷区立尾山台小学校の取り組みを紹介

「キャリア教育の新たな方向性」では、「キャリア教育リーフレットシリーズ特別編」と題して、東京都世田谷区立尾山台小学校と、大分県中学校教育研究会進路指導・キャリア教育部会の取り組みを紹介。

尾山台小学校は「キャリア・パスポートで『児童生徒理解』につなぐ」 をテーマに、「学年の垣根を取り払った児童理解」に取り組んだとして、児童による「振り返りカード」やキャリア教育年間指導計画などが示されている。

大分県では県内全ての小学6年生に「自分を知ろうカード」への記録をさせ、進学先の中学校に引き継いでいるとして、その具体的な内容や成果が説明されている。

18年6月に閣議決定された「第3期教育振興基本計画」では、今後5年間で取り組むべき目標の一つに「社会的・職業的自立に向けた能力・態度の育成」を据え、「各学校段階における産業界とも連携したキャリア教育・職業教育の推進」を方策として示した。国研はこれを受け、教委や学校などで「キャリア教育」の研修や具体的な実践の参考として資料集が広く活用されるよう、さらに工夫・精選したという。

同資料集は、国研ウェブサイトから見ることができる。