教員採用試験で出題ミス 4年連続 北海道・札幌市で

北海道教委は6月26日、同23日に実施した2020年度北海道・札幌市公立学校教員採用試験の1次試験で、出題ミスがあったと発表した。受験者への影響はないとして、得点調整はしない。

ミスのあった日本史の問題

道教委によれば、ミスがあったのは、高校・特別支援学校高等部の地理歴史科で、日本史の第5問、問2の記述。貿易額の推移を示すグラフの西暦と、それぞれの年の出来事について、正しく述べている説明文との組み合わせを選択肢から選ぶ問題。

説明文の記号はa~dだったが、選択肢「オ」で本来「d」とすべきところを「b」と誤ったため、「オ」では「b」が重複していた。

受検者からの指摘によりミスが判明し、各試験会場に選択肢「オ」を削除するよう連絡したが、一部の会場で受検者への連絡が間に合わなかったという。

正答は他の選択肢であることなどから、問題として成立していると判断し、採点にあたっては特別の措置は行わないとしている。1次試験の問題は7月5日から、行政情報センター (札幌市)で公表する予定。

北海道の教員採用試験での出題ミスは4年連続。18年度試験では高校と特別支援学校高等部の生物の問題で採点ミスもあり、教員試験の予備校関係者から指摘されていた。道教委担当者は「再発防止に努める」としている。

北海道・札幌市では教員志願者数の減少が続いているといい、20年度採用の1次試験を受験した総数は4288人で、19年度より240人減った。20年度は多様な人材の確保を狙い、約20年ぶりに東京会場での1次試験を実施したが、減少を止めることはできなかった。