19年度都立高入試 数学の証明問題で正答率1.9%

東京都教育委員会は6月27日、2月に実施した2019年度都立高校入試の共通問題について、分析結果の報告書を公表した。数学の証明問題で正答率が1.9%しかない難問があった。

正答率が1.9%だった数学の大問4の問2の②

各教科の平均点は▽国語 71.0点(前年度65.9点)▽数学 62.3点(同66.5点)▽英語 54.4点(同68.0点)▽社会 52.7点(同61.5点)▽理科 67.1点(同61.5点)――だった。

数学で正答率が1.9%だったのは、大問4の問2の②で、平行四辺形を題材に、平行線と線分の比、相似な三角形の性質などを組み合わせて面積を求める問題。誤答率は56.8%、無答率は41.3%だった。

報告書では、三角形と四角形の面積の関係を考察する見通しが立たなかったためと分析。基礎的・基本的な事項を活用したり、それらを組み合わせて考察したりする力が十分ではないとして、改善点に既習事項を関連付けて考える場面を設け、指導を充実させる必要性を挙げた。

数学ではこの他にも、大問2の問2の文字を用いて推論の過程を表現する問題の正答率が5.2%と低く、無答率も71.6%と高いなど、数学的な表現を用いて根拠を明らかにする力に課題がみられた。

他の教科では、社会の大問4の問2の、安土桃山時代から江戸時代にかけての日本と海外の交流や日本町の形成について、年表と説明文を照らし合わせて条件に合う地図上の地域を答えさせる問題で、正答率が8.4%だった。