世界のダンスを通じて国際理解 学校への講師派遣も

「世界ダンスアドベンチャー」と題した教員向けのダンス・表現運動実技研修会が6月30日、東京都立新宿高校で開催された。日本女子体育連盟と東京都女子体育連盟の共催。世界のダンスを通じてさまざまな国の文化に触れ、背景や特徴を知るなど国際理解教育を推進する狙いで、当初想定した定員200人を大きく上回る約300人が参加した。

ハワイの高校教員からフラダンスを教わる参加者

同研修会では、ハワイやブルガリア、ブラジルなど六つの国・地域のダンスを体験。

ハワイのフラダンスで講師を務めた、現地の高校教員でもあるケリイ・カラウコア・マサオ・グロッスマンさんは「フラのいいところは、ダンスの経験がなくても気軽に参加できるところ。ゆったりした音楽に合わせるうちに、優しい気持ちになり、自然を愛する感情が芽生える」と語り、基本ステップを指導した。

インドの舞踊スクールを主宰し、洗足音楽大学で講師を務める野火杏子さんは、インドの映画音楽に合わせた「ボリウッド・ダンス」を指導。同ダンスについて「全身の筋肉を伸び伸びと使うのでおのずと姿勢が良くなる」と述べ、「底抜けに明るいダンスで暗い気持ちが解放され、自分らしい笑顔になれる」と説明した。

インドのダンスも体験した

研修会の最後には、体験したダンスを参加者が発表。「今日のダンスなら、運動が苦手な生徒でも抵抗なく参加できる」「振り付けをアレンジすれば、小学校の全学年で導入できそうだ」と意見交換した。

日本女子体育連盟の高野牧子副会長は「ダンスは世界共通の言語。人と人とをつなぐ力がある」と語り、「連盟では学校などに講師を派遣する事業を開始する。ダンスに託された願いや喜びを、より多くの方々に学んでほしい」と呼び掛けた。