リーダーシップ開発を学ぶ大学院 日本初、立教大が開設

立教大学は7月1日、記者会見を開き、同学大学院経営学経営科に日本初となる、リーダーシップによる組織開発を専門的に研究する「リーダーシップ開発コース」を、2020年度に開設すると発表した。企業だけでなく、学校や病院など、あらゆる組織で次世代のリーダーシップを開発する必要性があるとして、主に社会人を対象にアクティブ・ラーニングによる実践的な教育研究を行う。ターゲットにはビジネスパーソンだけでなく、教員や看護師らも想定している。

「リーダーシップ開発コース」の概要を発表する立教大学の教員ら

企業をはじめとする日本の組織はグローバル化により、権限やカリスマ性のある一部の人が組織を先導するリーダーシップから、組織の構成員に強みを発揮させて、目標を達成するリーダーシップへの転換を迫られている。このため組織の誰もがリーダーシップを発揮できるよう、組織開発を担う人材の育成が課題となっている。

同学が開設する「リーダーシップ開発コース」は、授業では総合人材サービス業の「パーソルホールディングス」と連携し、2年間で組織のリーダーシップ開発に必要な知識やスキルを習得できるようにする。授業はアクティブ・ラーニングやプロジェクト型の授業が主体で、卒業後に自分の所属する組織のリーダーシップ開発に貢献できるようになることを目指す。

コースの定員は10人で、社会人経験2年以上の人を対象に募集。生徒へのリーダーシップ教育に関心のある高校教員、部活動指導員も想定している。

記者会見で同学の中原淳教授は「学校は、個々の教師がリーダーシップを発揮してチームとして動いたり、部活動や学校生活で生徒にリーダーシップを発揮させたりする場面が多くある。校内でカリキュラム・マネジメントやアクティブ・ラーニングを推進する教師に、組織づくりの重要性を学んでほしい」と話した。