大学図書館で見られる電子ジャーナル 10年で倍以上に

大学図書館で見られる電子ジャーナルの種類が10年前と比べて倍以上に増加する一方、洋雑誌の購入種類は半数以下に減少したことが、文科省がこのほど公表した「学術情報基盤実態調査」で分かった。大学の総経費に占める図書館資料費や図書館運営費の割合も10年前と比べ減少していた。

同調査によると、国公私立大学における2017年度末時点での大学図書館の蔵書冊数は3億3241万3千冊で、07年度の2億9687万3千冊と比べ3554万冊増加した。所蔵雑誌種類数は444万1千種類で、07年度の411万2千種類と比べ32万9千種類増加した。

利用可能な電子ジャーナルの種類は461万9千種類で、07年度の214万種類と比べ、2倍以上となる247万9千種類増となった。一方で、雑誌の受け入れ種類数は81万種類で、07年度の131万4千種類と比べて50万4千種類減少。洋雑誌の購入種類数は11万2千種類で、07年度の27万2千種類から16万種類も減少した。

図書館資料費は713億4300万円で、大学総経費に占める割合は1.0%。07年度の747億7300万円と比べて0.2ポイント減少した。図書館運営費は765億600万円で、大学総経費に占める割合は1.1%。07年度の874億6200万円と比べて0.3ポイント減少した。

18年度に大学図書館にアクティブ・ラーニングのスペースを設置しているのは、533大学となり、10年度と比べて423大学増加した。

同調査は、国公私立大学の学術情報基盤の実情把握を行う目的で、国立86、公立92、私立608の計786大学を対象に実施した。