文科相「大変衝撃的」 所沢中2同級生殺害で担当者派遣

埼玉県所沢市で中学2年生の男子生徒が、同級生の男子生徒を刃物で刺して殺害した事件を受け、柴山昌彦文科相は7月9日、閣議後の定例会見で、所沢市教委に文科省の担当者を8日に派遣したと明らかにした。

生徒指導室長を派遣したことを明らかにした柴山文科相

所沢市を含む埼玉8区が選挙区の柴山文科相は「事案は大変衝撃的で、亡くなった生徒に哀悼の意を表すると共に、ご遺族に対しお悔やみ申し上げる。事件の詳細は警察が捜査を進めている。文科省としては、事案が複雑に展開していたこともあり、埼玉県教委を通じて、しっかりと状況把握に努めていきたい」と述べ、所沢市教委に初等中等教育局児童生徒課の松木秀彰生徒指導室長を派遣したと公表した。

松木室長は所沢市教委に対し、加害生徒と被害生徒の人間関係など、情報を十分に収集して文科省に報告するよう求めた。また、同級生らに対し、心のケアなどの配慮を行うよう助言した。

所沢市教委は7月8日、事件を受けて2度目の記者会見を同市役所で開き、学校が加害生徒から、被害生徒との関係について相談を受けていたことを明らかにした。

事件発生後、学校が市教委に報告した。加害生徒から相談を受けた段階で、学校は大きなトラブルとは認識していなかったという。相談の具体的な時期や内容などについては、現在、市教委で調査を進めている。

市教委では同日、被害生徒が在籍していた学校の生徒全員に心のアンケートを実施し、緊急性が高く面談が必要と判断された生徒には、その日のうちにカウンセラーらによる診断を行った。