教科書で遺伝子の説明に出てくる「優性」「劣性」の生物用語について、遺伝子の特徴を示す表現なのに、優劣を意味するかのような誤解を与えかねないとして、日本学術会議が7月9日、優性は「顕性」に、劣性は「潜性」に言い換えるよう提案する報告を公表しました。
2017年の報告では優性・劣性を「見出し語」に、顕性・潜性を「別名」として記載しましたが、言い換えを許容する流れが定着してきたとして、今回の報告では顕性・潜性を見出し語に採用しました。
ただし、中学校の現行教科書では優性・劣性で記載されているため、混乱を防ぐために優性・劣性も別名として記載するとしています。
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