小学校の部活動廃止広がる 豊橋市は20年度末に全廃

教員の負担軽減を図るため、愛知県豊橋市教育委員会は7月12日までに、市立小学校で実施している運動部活動を2020年度末までに全て廃止することを決めた。小学校に部活動がある自治体が多い愛知県では現在、小学校の部活動を廃止する動きが広がっている。

市教委によると、現在、全ての市立小学校に運動部活動が設置されており、顧問は小学校の教員が担っている。最大で平日3日、午後5時半まで活動している。

計画では、まず本年度の大会を最後に水泳部を先行して廃止し、来年度の大会を最後に陸上競技や球技など、全ての運動部を廃止する。

市教委では、一部の小学校で活動している文化部についても特別委員会を立ち上げ、見直しに向けた検討を進めている。

豊橋市では、学習内容が未定着な状態で進級したことによる学力不振や学校生活への不適応が課題となっている。新学習指導要領の完全実施に合わせ、小学校の運動部活動を廃止し、児童一人一人に合わせた学習指導を充実させたい考えだ。部活動の廃止によって生まれた放課後の時間で、学習内容が十分に定着していない児童に対して補習指導を行ったり、児童の悩みを聞く教育相談活動を充実させたりするほか、学校の校庭を地域に開放し、地域で児童を見守る仕組みをつくる。

愛知県内の一部自治体では、小学校でも部活動を実施しているが、名古屋市などで廃止する動きが出ている。

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