【共通テスト】数学記述式問題巡り 報道を文科相が否定

2021年度の大学入学共通テスト「数学Ⅰ・A」で出題される予定の記述式問題について、大学入試センターが高校関係者向けの説明会で、初年度は数式のみを記述させる方針を明らかにしたとの報道を受けて、柴山昌彦文科相は7月16日の閣議後会見で、「数式のみを記述させると方針を決定した事実はない」と報道内容の一部を否定する見解を述べた。

記述式問題の方針について見解を述べる柴山文科相

柴山文科相は「センターが高校関係者向けに実施した説明会では、試行調査を踏まえ、問題解決のための方略などを端的な短い文で出題する問題は出題しないとしているが、数式のみを記述させるという方針を決定した事実はない」と述べた。

センターが6月に策定した21年度の共通テストの問題作成方針では、「記述式問題は、『数学Ⅰ』及び『数学Ⅰ・数学 A』の数学Ⅰの内容に関わる問題において設定することとし、マーク式問題と混在させた形で数式等を記述する小問3問を作成する」としている。

センターによると、この「数式等」には、数式以外に記号や数学的用語を日本語で記述することなども想定されており、記述式問題が数式のみを記述させる形式になるとは限らないという。センターでは、この問題作成方針に基づき、具体的な問題について専門家による検討を始める方針。

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