職場体験で中学生が選挙ポスター掲示 教委が業者にNG

職場体験で受け入れた中学生に、参院選に出馬している現職候補の選挙ポスターを貼らせたとして、山口県下関市教委が「教育上ふさわしいとは言えない」と業者に申し入れていたことが、7月18日までに分かった。

同市教委教育研修課によると、業者は山口選挙区(改選数1)の候補者4人のうちの1人の選挙ポスター掲示業務を請け負っており、7月3日から2日間、職場体験として地元中学校の生徒2人を受け入れ、公示日の4日に掲示場40カ所を回り、ポスターを貼る作業などをさせたという。

業者の社長が、選挙ポスターを掲示している生徒の写真をSNSに投稿し、これを見た人が市教委に問い合わせて発覚した。

県選管によると、公職選挙法では18歳未満の選挙運動は禁じられる一方、ポスター掲示などの単純な労務は認められているが、市教委は「生徒が選挙運動をしているという疑問を持たせることは、教育上ふさわしいとは言えない。疑義が生じないようにしてほしいと申し入れた」としている。