国際物理五輪で金・銀獲得 日本代表高校生が文科省訪問

イスラエルで開かれていた第50回国際物理オリンピックに出場し、金メダル一つ、銀メダル四つの好成績を収めた日本代表の高校生らが7月16日、文科省を訪れ、白須賀貴樹政務官から表彰状を贈られた。白須賀政務官は「物理への学びと研究を楽しんでほしい」と高校生らにエールを送った。

白須賀政務官に成果を報告する高校生ら

日本代表の5人の高校生全員がメダルを獲得。千葉遼太郎さん(筑波大学附属駒場高校3年)が金メダルに輝いたのをはじめ、笹木宏人さん(同校3年)、山田耀(あきら)さん(同校3年)、池田紘輝さん(大阪府立天王寺高校3年)、末広多聞さん(大阪星光学院高校3年)が銀メダルを獲得した。末広さんは前回大会に続き、2大会連続で銀メダルを獲得した。

千葉さんは「今年は例年より難しい問題が出た。とにかく分かるところから答えを記述していくうちに10枚の解答用紙を使い切り、5枚追加してもらってなんとかまとめることができた」と金メダルを取るまでのエピソードを披露した。

末広さんは「金メダルを目指していたが、今年も銀メダルだったのは少し残念だ。高校に入ってから物理を本格的に学び、ここまで来ることができたのは仲間のおかげだ」と友人らに感謝した。また記者団に対し、「高校の『物理』の授業では、さまざまな制約があり、本質や面白さに触れることが難しい。数学の内容をもっと前倒しすると、その面白さが分かるのではないか」と提案した。

自らも物理学が好きだという白須賀政務官は生徒らに、「国際物理オリンピックに出場し、世界の舞台で素晴らしい経験をした。一つの数式が世界を変える可能性もある。これからも物理に対する学びと研究を楽しんで継続してほしい。国としてもそんな人を支えていきたい」と話した。

第50回国際物理オリンピックはイスラエルのテルアビブで7月6~15日の日程で開催され、78カ国・地域から360人が参加した。参加者は理論問題や実験問題にそれぞれ5時間をかけて挑戦し、その成績を競った。2022年の第53回大会は日本で開催される予定。