福島に国際教育研究拠点を 有識者会議設置を発表

渡辺博道復興相は7月23日、福島県浜通りに国内外の研究者・技術者を結集させ、国際教育研究拠点を創設するための具体的な検討に入るとして、有識者会議を設置すると会見で発表した。

拠点の創設は「福島・国際研究産業都市(イノベーション・コースト)構想」の一環。有識者会議を渡辺復興相の下に設立し、7月29日に初会合を復興庁で開催する。

委員のほか、文科省や農水省、経産省、環境省、福島県が参加し、11月に中間まとめをして、年内に策定する復興・創生期間後の基本方針に反映させる方針。

座長はコマツの坂根正弘顧問が務め、委員には元JAXA宇宙飛行士の山崎直子さん、筑波大学の永田恭介学長、産総研福島再生可能エネルギー研究所の中岩勝所長らが就任。

▽国内外の大学・大学院の研究室の常駐▽大学・大学院の単位互換制度▽大学院大学の新設・誘致――など、さまざまな課題を検討し、2021年度以降の拠点整備を目指して、約1年かけ提言を取りまとめる。

福島県は同構想の全体図が描かれた2014年6月以来、イノベーション人材の育成に努めてきた。

例えば小中学校では、大学や企業と連携した理数教育やグローバル教育を拡充。東京農工大学から講師を招き、「震災後の営農再開地域における先進的な農業」に関する講座を小中学校で開催したり、医療関連企業が福島県の支援を受けて開発した「心臓外科手術シミュレーションキット」を用いての手術体験を、中学校で実施したりしている。