インターハイが中止の危機 高体連が4千万の寄付募る

高校生アスリートにとって最高の舞台である全国高等学校総合体育大会(インターハイ)が、2020年夏の開催をめぐり、「歴史上初めての中止の危機」にひんしている。東京五輪パラリンピックと開催時期が重なり、当初予定していた北関東から競技を全国に分散して開催することにしたところ、経費の不足が問題となり、開催そのものが危ぶまれている。全国高等学校体育連盟(高体連)は7月25日、2020年インターハイの開催費用について、クラウドファンディングで寄付を募るという異例の発表をした。目標金額は4千万円。

高体連によると、20年のインターハイは北関東が開催地。だが、東京五輪と開催エリアや期間が重なり、選手や監督など約3万6千人分の宿泊施設のべ20万泊分の確保が困難になっている。このため、全30競技のうち19競技を全国各地に分散して開催することを決めた。

例年のインターハイでは、開催にかかる経費の7、8割を開催地の自治体が負担する。しかし、20年は急きょ地域を分散して開催することなったため、各自治体の負担が難しくなり、高体連はクラウドファンディング活用という前例のない取り組みに踏み切った。

同時に高体連では、大会規模の縮小にも着手。仮設の空調設備がいらない体育館を会場にしたり、全国から派遣していた審判を開催エリア近郊から派遣するようにしたりなど、経費削減を図る。

クラウドファンディングの募集期間は10月23日午後11時まで。金額は一口1千円から50万円まで9種類あり、支援者には感謝状や活動報告書のほか、10万円以上の寄付でインターハイの観戦優待席などを贈る。

高体連は支援を募るにあたり、「高校生、特に3年生のため、中止はあり得ない。なんとか来年のインターハイを開催し、高校生の熱い青春の場をなくしてしまわないよう、皆さまの多大なるご支援、ご協力を何とぞよろしくお願いします」とメッセージを寄せた。

クラウドファンディングサイト:「2020インターハイ」中止の危機を救え! 高校生の熱い夏を守りたい

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