中学英語4技能伸ばすには? 岡山県教委が優秀校の事例集

岡山県教委はこのほど、中学生の英語4技能を高めるための指導ポイントをまとめた冊子を公表した。同時に、4技能検定「GTEC」のスコアが大幅に上がった県内校の取り組みをまとめたリーフレットも公開した。

冊子では、4技能共通の指導ポイントについて▽生徒に語彙(ごい)や文法事項を確実に定着させ、豊かな表現方法を身につけさせる▽それぞれの技能を実際のコミュニケーションで活用できるよう、4技能をバランスよく育成する――と解説。

それを踏まえ、4技能別の指導ポイントを「GTEC」のサンプル問題などを添えて、細かく示している。

例えばリスニングでは、正確な聞き取りに加え、全体の概要をつかむ力や必要な情報を聞き分ける力が求められること、それに加え、理解した内容や感想を英語で記述するなど、発展的な学習の必要性を指摘。

具体策としては、ALTなどネーティブの発音に触れる機会を増やしたり、まとまりのある長文を聞く機会を設定して、生徒がどれくらい概要を把握できたかを確認したりすることを挙げている。

冊子と同時に公開したリーフレット「授業改善のすすめ」では、生徒の4技能力向上で著しく成果があった県内校の取り組みを技能別に分析し、特長をまとめた。

スピーキング力で成果のあった学校では、▽ペア活動で制限時間内にできるだけ多くの語句や文を話す練習をする▽会話をスムーズに始めるため、疑問文で始める▽原稿を用意せずに即興で発表する――などの取り組みがあったという。

さらに教員個人で授業の振り返りができるセルフチェックシートを用意し、授業改善に生かせるよう工夫した。