さだまさしさん主催イベントに 高校生ボランティア集結

歌手のさだまさしさんが設立した、風に立つライオン基金主催の「高校生ボランティア・アワード2019」が7月29、30日、パシフィコ横浜で開かれ、全国134校の高校生が集結して日頃の活動成果を報告し合った。

手作りの人形を手にした日本女子大学附属高校の生徒

今年で4回目を迎える同アワードは、ボランティア活動を行う高校生が交流し、互いの活動に理解を深めるイベント。参加校はブースを設置し、活動内容を分かりやすく模造紙にまとめたり、紙芝居やバルーンアートをしたりなど、思い思いの方法で来場者にアピールした。

高齢者施設や保育園、障害者施設で人形劇を披露し交流活動をする、日本女子大学附属高校(神奈川県)の「人形劇団ペロッコ」は、劇で使う手作りの人形を手に、活動について発表。長期休暇を中心に月6、7カ所の施設で、「浦島太郎」など絵本をテーマにした劇を披露しているという。

同校の3年生は「初めて会うお年寄りや小さい子でも、人形を介することで積極的に話しかけたり、コミュニケーションを取れたりする。私の持つ人形を見て『お姫様だ』などと声を掛けてくれると、本当にうれしい」と話した。

30秒でできる新聞紙スリッパ

島根県立平田高校のJRC部は、幼稚園や地域のイベント、高齢者の自宅などに出向き実施する、オリジナルの体験型の防災活動を報告。災害時のケガ防止に役立つスリッパを新聞紙で作ってがれきに見立てたシートの上を歩いたり、負傷者を一人で移動させるコツを実践で学べたり、参加者が実際に体験するプログラムをふんだんに取り入れる点が特徴だという。

同校の1年生は「例えば関節にサポーターを巻いて、若い人に高齢者の体を疑似体験してもらう。災害時の高齢者がどんなことを不自由に感じるか共有して、地域みんなで助け合いましょうと呼び掛けている」と説明した。

イベント中はアイドルグループ「ももいろクローバーZ」や、お笑いコンビ「テツandトモ」が発表ブースを訪れ、高校生たちと交流。生徒らは「夏休みの貴重な思い出になった」と笑顔で話していた。

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