【教科担任制】交換授業方式を実証 大分県が事例公表

小学校高学年の「交換授業方式」による教科担任制の実証を進めている大分県教委は8月2日までに、推進校5校の取り組み事例をホームページで公表した。

交換授業方式による教科担任制の導入事例(大分県豊後大野市立三重第一小学校)

授業の割り振りなど、円滑な導入のためのポイントを各校が整理。

▽教科担任制に関わる教員全員で、次週の日課表を検討する時間を固定し、確保▽出張などで日課表の変更を余儀なくされた場合は、管理職を含め関係する全教員で協議▽毎週金曜日の学年部会で話す内容についての確認(次週以降の予定、日課表の確認、児童についての情報交換、不都合が生じた時の解決策など)――などを挙げている。

また、日課表の作成に当たり工夫したポイントとしては、▽教科担任制に関わる教員の週当たり授業時数を、なるべく均等になるよう配慮▽始業式に高学年のオリエンテーションを開催。どの教科にも共通する約束事を確認▽算数は習熟度別指導ができるよう、理科は2時間続きで授業ができるよう日課表を作成――などが紹介されている。

同県では今年3月に、教科担任制導入の手引きを作成。国語、算数、理科、社会の4教科について、学級担任同士で授業を交換し、それぞれの教員が専門性を生かした指導を行う「交換授業方式」による教科担任制を全県で展開することを目指している。

同県教委の担当者は「国の動向も注視しながら、推進校の事例を通じて、各市町村での教科担任制の普及に取り組んでいく」と話している。