【共通テスト】英語民間試験導入に反対 改善協が意見書

外国語教育の在り方について提言を行っている「日本外国語教育改善協議会」(改善協)は8月6日、大学入学共通テストでの英語の民間試験導入に反対する意見書を、文科省に提出した。受験生の負担や、リスニングの配点の根拠が不明確であることなどを理由に、共通テストの英語の在り方に疑問を呈した。

意見書では、共通テストの英語に限って有料の民間試験が前提になるのは異常な事態であるとして、追加負担を受験生に強いるのは「不自然極まりない」と強く批判。英語の4技能については、民間資格・検定試験以外の方法でも測定は可能であり、高校の調査書で普段の授業の様子からライティングやスピーキングなどの4技能をCEFRに応じて評価し、入試の際に活用すればよいとした。

また、共通テストでリーディングとリスニングが共に100点ずつとなる配点についても疑問視し、同じ配点にする必然性はないとした。その理由の一つとして、速度や答える順番を選べないリスニングでは、図表や文章を見ながら同時に聞き耳を立てる並行作業が苦手な受験生は聞く能力が高くても混乱してしまい、リスニング能力の測定にならないことを挙げた。

さらに、入試を変えることで教育内容を変えようというのは本末転倒であり、学校の授業の中でライティングやスピーキングの活動を採り入れる方が先であると訴えた。

関連