【学校基本調査】特別支援学校、過去最高14万4435人に

文科省は8月8日、2019年度学校基本調査の速報値を公表した。少子化の影響を受け、小学校の在学者数は636万8545人、中学校の在学者数は321万8115人で、共に減少し過去最少となった。一方、特別支援学校の在学者数は14万4435人に増加し、過去最多となった。また、短大や大学を含めた全体の女性管理職の割合が29.0%(前年度比1.1ポイント増)となり、過去最高となった。

在学者数は小中学校共に減少 少子化の影響色濃く

小、中、高校、特別支援学校の学校数、在学者数、教員数

調査によると、学校種別の在学者数は▽幼稚園 114万5574人(前年度比6万2310人減)▽認定こども園 69万5210人(同9万1256人増)▽小学校 636万8545人(同5万9322人減)▽中学校 321万8115人(同3万3555人減)▽義務教育学校 4万747人(同6188人増)▽高校 316万8262人(同6万7399人減)▽中等教育学校 3万2153人(同172人減)▽特別支援学校 14万4435人(同1056人増)▽専修学校 65万9739人(同6607人増)▽各種学校 11万6945人(同6330人減)▽大学 291万8708人(同9549人増)。

多くの学校種で在学者数が減少する中、認定こども園、義務教育学校、特別支援学校、専修学校、大学では増加した。

就学免除者数は、6~11歳が1832人、12~14歳が874人で、前年度より3人増加した。就学猶予者は6~11歳が909人、12~14歳が400人で、前年度より127人増加。1年以上居所不明者は6~11歳が40人、12~14歳が29人で、前年度より6人増加した。

学校数でみると、▽幼稚園 1万69園(前年度比405園減)▽認定こども園 5276園(同755園増)▽小学校 1万9738校(同154校減)▽中学校 1万222校(同48校減)▽義務教育学校 94校(同12校増)▽高校 4887校(同10校減)▽中等教育学校 54校(同1校増)▽特別支援学校 1146校(同5校増)▽専修学校 3138校(同22校減)▽各種学校 1118校(同46校減)。

女性管理職の割合 過去最高の29.0%に上昇

教員数は▽幼稚園 9万3593人(女性比率93.4%)▽認定こども園 10万9526人(同94.7%)▽小学校 42万1936人(同62.2%)▽中学校 24万6835人(同43.5%)▽義務教育学校 3519人(同53.1%)▽高校 23万1342人(同32.3%)▽中等教育学校 2642人(同34.7%)▽特別支援学校 8万5336人(同61.6%)。女性の教員比率は短大や大学を含めた全体で53.3%(前年度比0.6ポイント増)となり、中学校、高校、特別支援学校で過去最高を更新した。

また、女性管理職の割合は▽幼稚園 68.0%▽小学校 24.1%▽中学校 10.7%▽高校 9.2%▽特別支援学校 27.7%。短大や大学を含めた全体で過去最高の29.0%(前年度比1.1ポイント増)となった。

高等教育への進学率は82.6% 過去最高を更新

高等教育機関への進学率は▽大学・短大 58.1%(前年度比0.2ポイント増)▽大学(学部)進学率 53.7%(同0.4ポイント増)▽専門学校進学率 23.6%(同0.9ポイント増)。大学・短大進学率と大学(学部)進学率は過去最高となった。

この結果、大学・短大・専門学校などを合わせた高等教育機関への進学率は82.6%で、前年度より1.1ポイント上昇し、過去最高を更新した。

卒業者に占める就職者の割合をみると、▽高校卒業者 17.6%(うち、正規雇用17.5%)▽大学卒業者(学部) 78.0%(うち、正規雇用75.3%)▽大学院修了者(修士課程) 78.6%(うち、正規雇用 75.9%)▽大学院修了者(博士課程) 69.1%(うち、正規雇用54.8%)だった。大学院修了者に占める就職者の割合は、修士課程、博士課程共に過去最高だった。

調査は学校教育行政に必要な基本的事項を明らかにすることを目的に、1948年度以来、毎年度実施している。幼稚園、認定こども園、小学校、中学校、義務教育学校、高校、中等教育学校、特別支援学校、大学、短大、高等専門学校、専修学校、各種学校、市町村教育委員会を対象に、学校数や在学者数、教員数、進学者数、就職者数などを集計している。数値は5月1日時点のもので、確定値は12月に公表する。

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