親のながらスマホ 子供の睡眠不足やネット利用に影響

親が子供と会話するときにスマートフォンを使いながら話していると、子供のインターネット利用の長時間化や睡眠不足につながる――。そんな傾向が、国立成育医療研究センターが8月15日に発表した調査分析結果で明らかとなった。

親のスマートフォンの使用と子供の睡眠不足の関係

国立青少年教育振興機構が2017年に国内20都道府県の小学5年生~中学2年生約2千人を対象に実施した「インターネット社会の親子関係に関する意識調査」のデータを、同センターが分析。

「親(保護者)は携帯電話やスマートフォンを使用しながら私と話す」という質問に「ほとんどない」と答えた子供と、「たまにある」「よくある」と答えた子供を比較すると、子供が休日に5時間以上インターネットを使用している確率は「ほとんどない」に対して「たまにある」が1.4倍、「よくある」が1.6倍になった。

さらに、同じ質問の回答について睡眠不足の経験で比較すると、「ほとんどない」と答えた子供に対し、「たまにある」と答えた子供は1.5倍、「よくある」と答えた子供は3.0倍、睡眠不足に陥りやすくなる傾向にあった。

これら結果を踏まえ、同センターは「子供の適切なインターネット環境をつくるためには、親自身のスマートフォンや携帯電話の使用方法に注意する必要がある。インターネットの使用に関する家庭のルールは、家族全員で順守することが重要だ」と指摘している。