国研が授業アイデア例を公開 全国学力調査結果受け

国立教育政策研究所(国研)は8月22日、2019年度の全国学力・学習状況調査の調査結果を踏まえ、授業改善を図る実践的なポイントをまとめた授業アイデア例を、ホームページ上で公開した。小学校は国語と算数、中学校は国語と数学、英語が対象で、各教科3~4事例を掲載している。

全国学力調査の小学校国語では、目的や意図に応じて自分の考えの根拠を明確にし、文章にまとめる設問に課題が見られた。

これを受け、学校生活で気になることを調べて報告文にまとめる授業事例を紹介。児童にとって身近な題材や調べる価値が実感できるテーマを選び、児童の「調べて報告したい」といった意欲を大切にするよう促した。

中学校英語では、三人称単数現在形の肯定文や否定文に課題があった。これを踏まえ、与えられた情報に基づき、三人称の英文を正しく書くための授業事例を紹介。

ペアになって架空の人物の情報を英文にまとめ、間違いを指摘し合ったり、お互いにインタビューをして紹介文をまとめたりする学習を繰り返し、正しい文法やスペルを身につける方法が示された。

また、言語の正確さを高めるためにはある程度の時間が必要とした上で、何度もさまざまな場面で学習した表現に触れたり、考えたりする機会を設け、長期的に繰り返し指導することの必要性を強調した。