8月に入り熱中症の救急搬送急増 11日までに3万人超

消防庁が8月23日に公表した熱中症が原因の救急搬送状(7月)によると、全国の救急搬送人員は1万6431人で、前年同月の5万4220人と比べ3万7789人少なかった。救急搬送人員の内訳をみると、少年(7歳以上18歳未満)は1988人、乳幼児(生後28日以上7歳未満)は127人だった。同庁の速報値では、猛暑となった7月29日~8月11日までの2週間で、救急搬送人員は3万1098人に達し、大幅に増加している。

週ごとの熱中症による救急搬送状況

同庁によると、7月の救急搬送人員は沖縄県を除く都道府県で前年同月よりも下回った。年齢区分別にみると▽高齢者(満65歳以上) 8772人(53.4%)▽成人(18歳以上65歳未満) 5544人(33.7%)▽少年 1988人(12.1%)▽乳幼児 127人(0.8%)。

医療機関の初診時の傷病程度別では▽軽傷(外来診療) 1万315人(62.8%)▽中等症(入院診療) 5549人(33.8%)▽重症(長期入院) 446人(2.7%)。また、死亡は25人(0.2%)で、前年の133人に比べて108人少なかった。

発生場所別にみると、住居が最も多く6141人(37.4%)で、次いで道路の2708人(16.5%)、公衆(屋外)の1999人(12.2%)と続いた。幼稚園や学校などの教育機関は896人(5.5%)を占めた。

人口10万人当たりの救急搬送人員は、全国平均で12.93人。都道府県別では、鹿児島県が最も多く24.75人、次いで鳥取県の21.80人、沖縄県の21.62人の順だった。