児童の熱中症死で市が遺族に賠償金 「教員の知識不足」

愛知県豊田市で昨年7月、市立小学校1年生だった男子児童(当時6歳)が校外学習後に熱中症で死亡した事故を巡り、市は8月23日、「暑さと死亡に因果関係があり、学校現場に注意義務違反があった」として、同19日に児童の遺族に損害賠償金を支払ったことを明らかにした。遺族に配慮し、金額は公表しないとしている。

男子児童は学校から約1㎞離れた公園での校外学習を終えた後、教室で意識を失い熱中症の疑いで死亡した。市教委が設置した事故調査委員会は今年3月、「個々の教員の熱中症に関する知識が不足し、適切な措置を取れなかったことが原因だ」とする報告書をまとめた。

太田稔彦市長は23日の会見で「学校の管理下で起きた事故で、(市に)相応の責任があると思っている。学校へのエアコン設置や教職員に対する研修の充実など、再発防止を図っていきたい」と話した。