【独自】文科省が新構想 「GIGAスクールネットワーク」

学校のICT環境整備を促進するため、文科省が375億円規模の新規事業「GIGAスクールネットワーク構想」を計画していることが8月27日、分かった。2020年度予算案の概算要求に盛り込む見通し。

新構想は22年度までの3カ年計画で、国立や私立も含む小、中、高校、特別支援学校の3分の1に当たる約1万校が対象。

▽学習者用コンピューターの「1人1台環境」実現▽大学や研究機関を結んでいる「SINET」の開放をはじめとする、高速かつ大容量のネットワーク環境の整備▽先端技術や教育ビッグデータの活用――を一体的に推進する。

GIGAとは「Global and Innovation Gateway for ALL」の略。

これまでの教育実践に科学的な視点を入れ、貧困・虐待などの早期発見や、外国人児童生徒を含む全ての子供が安心して学べ、基礎学力を身に付けられる体制を構築。特異な能力を持つ子供が大学や研究機関で学べる仕組みを確立する。

また、同事業では、学校が客観的なデータに基づいて校務を効率化し、人や予算などの資源の再配分に取り組めるようにするほか、大学や研究機関、企業が協力し、学校でSTEAM教育を実施するためのコンテンツを提供することなどが想定されている。

同省では、22年度からの「1人1台環境」の実現と、SINET活用の本格実施に向けて、全国150校で実証事業を展開することも予定している。