広島県中体連が県総体を19年度で廃止へ 熱中症対策で

広島県の中学校体育連盟(県中体連)は8月29日までに、主催する広島県中学校総合体育大会(県総体)を2019年度で廃止する方針を決めた。大会の開催時期は夏が多いことから、猛暑による熱中症の危険性を考慮した。県中体連では、新たに新人大会の開催を検討するなど、部活動の大会の開催時期を見直す。

同県では、県総体として17競技を実施し、うち15競技が9月に開催されることから、7~8月の夏場にかけて県内の地区予選が開催される。7月には、全国大会につながる広島県中学校選手権大会も開かれることから、大会スケジュールがタイトとなり、教職員の負担も大きかった。

スポーツ庁が「運動部活動ガイドライン」で部活動の大会数や規模の見直しを求めていたこともあり、県中体連は選手権大会を継続し、県総体を19年度いっぱいで廃止する方針を決定した。

県中体連では競技レベルを維持するため、20年度以降に、県総体に代わり、1~2年生を対象とした新人大会を秋季や冬季に開催することを検討している。また、県総体の地区大会は地区ごとに、開催時期や規模を見直した上で存続させる。

県中体連会長の十亀(そがめ)琢磨・広島県大竹市立大竹中学校校長は「議論を重ねる中で、教員の間には部活動や県総体に対する思い入れもあったが、子供の安全や健康を第一に考え、見直しを決めた」と述べた。