18年のいじめ事件は152件 対教師暴力事件は260件

2018年にいじめに起因する事件は152件起こっており、検挙・補導された児童生徒は229人だったことが、警察庁が8月29日に公表した「少年の補導及び保護の概況」で分かった。事件数、検挙・補導人員共に前年と比べやや減少した。校内暴力事件は668件で、そのうち教師に対する暴力事件は260件起きていた。

いじめに起因する事件の検挙・補導人員の推移

いじめに起因する事件は152件(前年比3件減)で、そのうち、いじめによる事件は142件(同6件減)、いじめの仕返しによる事件は10件(同3件増)だった。事件数は16年以降、横ばい傾向にある。

いじめに起因する事件で検挙・補導された児童生徒は229人で、前年より16人減少。内訳は▽小学生 69人(同6人増)▽中学生 112人(同20人減)▽高校生 48人(同2人減)。補導・検挙人員はいじめ防止対策推進法のいじめの定義に基づきカウントするようになった13年以降、減少が続いている。

罪種別でみると▽暴行 102件▽傷害 45件▽児童ポルノ・児童買春 17件▽強要 16件▽恐喝 14件――などで、暴行と傷害で約7割を占めていた。

事件の原因や動機をみると、「力が弱い・無抵抗」が最も高く41.5%、「いい子ぶる・なまいき」が17.5%、「態度動作が鈍い」が13.1%などだった。

被害少年の相談状況をみると、「保護者に相談した」が73.0%、「教師に相談した」が33.1%、「相談しなかった」が12.2%などだった。

校内暴力事件は668件(同49件減)で、検挙・補導人員は724人(同62人減)、被害者数は706人(同91人減)。

小学生では▽事件数 118件(同15件増)▽補導人員 150人(33人増)▽被害者数 124人(同9人減)。中学生では▽事件数 450件(同97件減)▽検挙・補導人員 464人(同136人減)▽被害者数 479人(116人減)。高校生は▽事件数 100件(同33件増)▽検挙人員 110人(同41人増)▽被害者数 103人(34人増)――で、中学生の事件数は大きく減少した一方、小学生と高校生で増加した。

そのうち、教師に対する暴力事件は260件(同58件減)で、検挙・補導人員は263人(同45人減)、被害者数は289人(同60人減)。事件数の内訳は▽小学生 34件(同6件増)▽中学生 217件(同66件減)▽高校生 9件(同2件増)――だった。