ポートフォリオ 高校生らの7割「利用していない」

高校生らを対象に実施した「ポートフォリオ利用実態調査」の結果を9月2日、旺文社教育情報センターが公表した。7割が「利用していない」と回答し、利用している3割も約半数は無目的だと答えた。

ポートフォリオは、生徒自身が学習の成果や過程を記録するツール。

「ポートフォリオに記録をつけているか」の質問には、「ポートフォリオは知っているが記録をつけていない」(35%)、「ポートフォリオを知らない」(34%)と続き、「記録をつけている」は30%。

「記録をつけている」と答えた30%に、ポートフォリオに記録をつける目的を複数回答で聞いたところ、「大学入試で利用するため」が最も多く56%。ついで「目的は特になく、学校で記録をつけるのが必須のため」が45%だった。「自分の学習や活動の振り返りのため」を選んだのは37%で、回答者全体では1割程度にとどまった。

利用しているポートフォリオのタイプは、「学校で指定されたWEBのポートフォリオ」が70%、「学校で配布されたポートフォリオ用紙や手帳」が20%で、「自分で選んだWEBのポートフォリオ」「自分で選んだポートフォリオ用の用紙や手帳」はともに5%だった。

同センターは、「学校で指定されたWEBのポートフォリオと、学校で配布されたポートフォリオ用紙や手帳が合わせて9割となり、利用のきっかけは高校主導であることが分かった。今後、調査書が電子化され、学校のICT化が推進される中で、ウェブによるeポートフォリオはますます主流になる」と分析している。

調査期間は今年7月16日~8月26日で、WEBサイトを通じて716人の回答を得た。うち高校3年生が46%、2年生が30%、1年生が17%で、高卒生は7%だった。