「一律に黒染めさせる指導は行わない」 都教委が通知

都教委は9月4日、生徒の生まれつきの頭髪を、一律に黒染めさせる指導を行わないことなどを求める通知「人権尊重の理念に立った生活指導の在り方について」を、全都立高校と都立中等教育学校約190校に発出した。さらに5日も、都の公立高校校長連絡会で通知文の内容を改めて説明し、周知徹底するよう呼び掛けた。

通知では「頭髪などの生活指導を行う際には、生徒一人一人の状況を踏まえ、学校と生徒、保護者との信頼関係を構築し、丁寧に対応することが必要」と強調。

▽生来の頭髪を一律に黒染めするような指導は行わない▽「地毛証明書」など、生徒の髪が生来のものであると、校長が保護者に書面で届け出を求める場合は、事実誤認による指導を未然に防ぐ趣旨と、届け出の提出は任意であることを、生徒と保護者に明確に伝える――ことを求めた。

また生徒指導の在り方についても明記。▽問題行動に対する指導を含め、全ての教育活動は、生徒の人権の尊重を基本として行う▽校則を機械的に運用することなく、校長の権限と責任のもとで、生徒一人一人の問題行動の背景や反省状況に応じて、適切に指導する――などとした。

頭髪指導を巡っては、「黒染め指導」や「地毛証明書」の撤廃を求める大学生らの団体「#この髪どうしてダメですか・署名プロジェクト」が7月、約2万筆の署名と要望書を都教委に提出していた。