SOSの出し方に関する教育 自殺予防会議が今年度初会合

文科省は9月10日、「児童生徒の自殺予防に関する調査研究協力者会議」の今年度初会合を開いた。子供が信頼できる大人に助けを求め、大人もそれを正しく受け止める「SOSの出し方に関する教育」など、自殺予防教育の在り方について議論した。

「児童生徒の自殺予防に関する調査研究協力者会議」の今年度初会合

会合では、従来の自殺予防教育と、SOSの出し方に関する教育の共通点や相違点をまとめた整理表が提示された。

同表によると、自殺予防教育は目標に①早期の問題認識(自他の心の危機に早く気付く力をつける)②援助希求的態度の育成――の2本柱を掲げる。

SOSの出し方に関する教育は、困難な状況やストレスを感じたとき、周囲の援助を求める行動を適切にとれることを目標としている。

「適切な援助希求的態度の育成」という共通点がある一方、自殺に関する用語の使用などで違いが見られた。

委員からは「自殺予防教育の学びを深める位置づけとして、SOSの出し方に関する教育を示すべきなのではないか。概念をしっかりと明示しなければ、現場の教師は何をすればいいのか分からないだろう」などの指摘があった。