組み体操の練習で3人骨折 神戸市長「やめる勇気を」

神戸市教委は9月10日、市立小中学校14校で、組み体操の練習中に児童生徒の事故が起き、3人が骨折、3人が脱臼や捻挫をしたと明らかにした。同市教委によると、受診したのは児童生徒14人で、全治1カ月の骨折を負った中学生もいるというが、「組み体操の取りやめは聞いていない」としている。

久元喜造神戸市長は前日の9日夕、「組み体操で立て続けに3件の骨折事故が発生したと報告を受けた」とSNSで明らかにし、「教委、そして校長先生をはじめ小中学校の先生方はやめる勇気を持ってください」と投稿。10日も「市長には権限がないので、禁止できない。権限がある教委に働きかけ続けるしかない」と書き込んだ。

同市では組み体操を巡り8月、長田淳教育長に同市長が「他の種目と比べ、子供の身体的、心理的な負担、事故防止の措置に関する教職員の負担が大きい。安全な状態ではないと判断する場合には、実施を見合わせてほしい」と要請。

同市教委は、練習を始めている学校があるのを理由に全面中止にはしなかったが、要請を受けて、▽従来の練習計画書に加え、演技構成や安全確保策、指導者の事前研修を記載した実施計画書を提出する▽過去に練習中を含めて事故があった技は、原則として実施しない――と通知。安全と判断した場合に限って実施するよう指示した。

9月9日には、市立小中学校計168校のうち92校が、今秋の運動会・体育大会で組み体操を実施すると発表したが、けががあったことは公表していなかった。