学校の働き方改革に意欲 萩生田新文科相が就任会見

9月11日に発足した第4次安倍再改造内閣で初入閣した萩生田光一文科相は同日夜、文科省に初登庁し、就任記者会見に臨んだ。「多様性のある教育」を掲げ、「一本道ではなく複数の道をつくっていきたい」と抱負を語った。学校の働き方改革については、「教員が子供たちと向き合い、授業に力を注ぐことができるような環境を再構築していく」と、推進に意欲を示した。

文科省に初登庁した萩生田文科相

新文科相は、教員の採用倍率が全国的に低下傾向にあるのを受け、「学校現場が大変だという先入観を持たれてしまっている一面がある。教員になろうと志を持って、教育学部や教職課程で教員免許を取っている学生は大勢いる。教員との出会いが子供たちの人生を変えるくらい大切な、価値ある職業だという魅力を発信していきたい」と述べた。

その上で、学校の働き方改革について、「教員が子供たちと向き合い、授業に大きな力を注ぐことができるようにしたい。事務作業やアンケートなど、細かいことに多くの時間を取られている。(スクール・サポート・スタッフなど)必要であればマンパワーを投入して、より充実した授業ができるようにしっかり体制を作り、誇りを持って教員を続けてもらえるような環境を再構築していきたい」と強調した。

また、10月から始まる幼児教育・保育の無償化で、幼児教育類似施設が対象外となっている問題について、「(類似施設)以外に入るところがない子供たちがいる。そういう子供たちを救済していきたいと思っている。できればもう1段階、無償化の対象を増やしていくのを検討したい」と表明。

主権者教育については、「(実際の)政党の政策などを比較した方が子供たちも分かりやすいと思うが、授業を進める上で誤解を招く可能性もある」との見解を示した上で、副教材の充実に早急に取り組む意向を示した。