学校再開進む千葉県 給食提供できず半日だけの学校も

文科省が取りまとめた9月18日午後2時現在での台風15号による被害状況によると、同日までに多くの学校が再開し、休校は千葉県と東京都の5校のみとなった。しかし大規模停電など甚大な被害があった千葉県では、給食が提供できずに半日だけの短縮日課を実施せざるを得ない学校もある。

千葉県教委によると、同県内の千葉市立を除く公立学校・幼稚園のうち、同日午前9時時点で全面休校となっているのは中学校1校、県立特別支援学校の分校1校。始業時間を遅らせたり、短縮授業を実施したりしている学校は▽小学校 17校▽中学校 10校▽高校 2校▽幼稚園 4校――の計33校。多くが給食を再開できず、午前中のみの短縮日課とせざるを得ない状況という。

電気や水道などのライフラインが復旧していない地域では、電源車や給水車を学校に配備して再開にこぎ着けた。

全面的な学校再開のめどについて、県教委の担当者は「電力の復旧によるところが大きい。それまでは、自治体の要望に応じて電源車の配備などを進めるしかない」と話す。

県教委では、県内の各教育事務所を通じて、休校中の授業時数を確保するための補講を実施するなど、各自治体・学校で柔軟に対応するよう通知。児童生徒の心のケアに対応するため、被害のあった地域へのスクールカウンセラーの派遣を決めた。また、感染症や食中毒への注意も喚起している。

萩生田光一文科相は9月17日の閣議後の会見で、「2学期の授業ができない状況が長く続いている。それを補足するために土曜日の活用なども含めた対応を、千葉県教委を通じてお願いする。子供たちが楽しみにしている学校行事が中止となって、授業時間確保に使われる可能性もあるので、(学校行事は)しっかり実施してもらいたいことも申し入れたい」と述べた。