都教委が5時間勤務の日勤講師新設 退職教員の活用促進

退職した教員の活用促進を目的に、東京都教委は新たに、1日の勤務時間が5時間と、現行よりも短い日勤講師の勤務形態を2020年度から導入する方針を決めた。9月19日に開催された都教委定例会で、日勤講師規則の改正が承認された。併せて、地方公務員法と地方自治法の改正を受け、時間講師の勤務条件も改善する。

時間講師と日勤講師の規則改正を承認した都教委定例会

新設される日勤講師は、1日の勤務時間を現行の7時間45分より2時間45分短い5時間とする。短い勤務時間とすることで、教科指導などの経験が豊富な退職教員が、退職後に授業や校務分掌の一部を担う日勤講師として学校に勤務しやすくする。年間勤務日数は月平均18日に相当する216日、報酬は月額14万1100円。

併せて規則が改正される時間講師では、特別休暇として、新たに週当たりの勤務日数が4日以上で3日、3日以上で2日の夏季休暇を有給で付与する。また、無給扱いながら介護休暇や子供の看護休暇、生理休暇などを整備する。報酬についても、新たに13年以上の経験年数に応じた区分を設ける。

定例会では委員から「退職教員の活用は学校現場で求められている。退職教員の働き方のニーズとして適しているかどうか、規則改正後にアンケートを実施するなどして、適宜改善を図ってほしい」「退職教員が最先端の教育について学べるような研修も実施していく必要がある」などの意見が出た。