【学校の働き方改革】 横浜市立鴨居中を文科相が視察

萩生田光一文科相は9月25日、学校の働き方改革に取り組む横浜市緑区の同市立鴨居中学校(齋藤浩司校長、生徒503人)を訪れ、同校のシステムを視察して、教員と意見を交わした。

柔道部の活動を視察する萩生田文科相

同校は、電話応対や事務作業などを担うスクール・サポート・スタッフと、機器やソフトウエアのセットアップなどを担うICT支援員を1人ずつ設置。さらに野球部と柔道部に、外部指導員を導入している。

部活動を見学した萩生田大臣に、柔道部顧問の教員は「私は柔道の経験がないため指導はできないが、警察OBの指導員が熱心に指導してくれている。顧問は学校の代表として、外部の連絡や監督会などに参加している」と話した。

また、職員室を視察。ICTカードによる出退勤管理システムや、保護者からの欠席連絡をプッシュダイヤルで自動的に受けるシステムの説明を受けた。

視察後、記者団の取材に同大臣は、教員から「決して自分たちが楽になりたくて、働き方改革を進めているのではない」「人的資源の不足が否めない」などの意見があったと明かし、「教員の皆さんはこれまで、『学校はこういうものだ』と諦めて働いていた部分があった。教員の志望者減少が危惧される中で、ICTの活用など、さまざまな取り組みを実施し、次の世代が教員を志願してくれる環境を整えなければいけない」と強調した。

また、1年単位の変形労働時間制導入についても教員らと意見を交わしたと述べ、「単純に導入すればよいわけではなく、こういった先進的な取り組みを参考にしながら進めるべき。例えば教員は長期休暇中に趣味にいそしめたり、自身の子供と過ごせたりするなどと、職業としての魅力をしっかり発信するといいかもしれない」と話した。