インフルエンザ流行開始 都内34校園が臨時休業に

東京都福祉保健局は9月26日、今季のインフルエンザの流行が都内で始まったと発表した。昨年に比べて11週早い。過去5年間では流行入りとなってから一気に感染が広まり、5~10週で患者数がピークに達している。都内では小学校で28校、中学校で4校、幼稚園で2校の計34校園がすでに学級閉鎖など臨時休業となった。臨時休業は前年同時期の8校園と比べて大幅に増えており、特に小学校での学級閉鎖が前年の約5倍に達している。

都内のインフルエンザ定点医療機関から報告された患者数を報告機関数で割った数値。例年よりかなり早く流行が始まっている。(東京都福祉保健局提供)

同局によると、9月16~22日の週で、都内419カ所の定点医療機関から報告された患者数が1カ所当たり1.06人となり、流行開始の目安(1.0人)を超えた。患者は10代までの若年層が8割弱を占めており、9月2日以降の集団感染事例も55件報告されている。

今季と同じく流行開始が早かったのは2009~10年のシーズン。このときは8月3~9日の週に流行が始まり、新型インフルエンザが初めて流行した。今季の発生動向の調査でも、09年に流行した新型インフルエンザが検出されており、同局では「感染を広げないための対策を心がけてほしい」と注意喚起している。

東京都以外でも、長野市の中学校で26~27日の2日間、鹿児島県の小学校で24~27日の4日間、それぞれ県内で今季初めての学級閉鎖となっているほか、福島県でも中学校で集団感染が確認されるなど、各地でインフルエンザの感染が広まっている。

厚労省では「インフルエンザを予防する有効な方法」として、▽流水・石鹸(せっけん)によるこまめな手洗い▽人混みなどへ外出する際の不織布製マスクの着用▽咳(せき)やくしゃみをするときはティッシュなどで口と鼻を覆う、ティッシュはすぐゴミ箱に捨てるなどの咳エチケット▽室内を50~60%の湿度に保つ▽十分な休養とバランスのとれた栄養摂取▽繁華街への外出を控える――を推奨している。