【フラッグシップ大学】教員養成改革を牽引 中間まとめ

Society5.0時代の教員養成を先導するフラッグシップ大学の在り方を議論している中教審教員養成部会のワーキンググループ(WG)は9月27日、第6回会合を開き、フラッグシップ大学の使命や要件を整理した中間まとめを採択した。Society5.0時代に対応するためには、教員養成の現状には制約が多いとして、フラッグシップ大学を教員養成改革の牽引役(けんいんやく)と位置付けた。

フラッグシップ大学の中間まとめを議論したワーキンググループ

中間まとめでは、フラッグシップ大学の役割について、先導的試行的な取り組みの成果を展開し、全国の教員養成大学や教育委員会が連携する中核であり、教員養成の課題解決に応える拠点と定めた。個別最適化された学びやICTを活用した課題解決型の学習、STEAM教育など、Society5.0時代に求められる教員の指導力を育成するカリキュラムの開発などを行う。

フラッグシップ大学がこうした既存の枠組みにとらわれない取り組みを計画的に実施できるよう、文科省が予算面での支援を行うほか、フラッグシップ大学に対して制度上の特例や規制緩和を適用する。

フラッグシップ大学の要件には、▽教員養成を目的とする学部または学科、教職大学院、附属学校の全てを備え、教員養成で高い実績を持っていること▽ICTや最新のテクノロジーを活用した学習環境の整備に意欲的であること――などを課す。文科省では、2020年度中に選定作業を進め、21年度からの取り組み開始を目指す。フラッグシップ大学としての活動期間は5~7年程度を見込んでおり、当初は最大3つ程度の大学に絞る方針。

中間まとめは10月4日に開かれる教員養成部会で報告され、続いてパブリックコメントを募集する。

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