探究学習の新プラットホーム 都教委と東大先端研が連携

東京都教委は9月27日、東京大学先端科学技術研究センター(先端研)と「Diverse Link Tokyo Edu(ダイバース・リンク)」に関する協定書を締結し、連携することを明らかにした。

東京大学先端科学技術研究センター所長の神崎亮平教授(左)と都教委の宇田剛教育監(同センター提供)

先端研が都立学校の生徒に教育機会を提供したり、生徒・教員による調査研究を支援したりする。

11月17日には連携のトライアルとして、先端研の杉山正和教授と、クイーンズランド工科大学のイアン・マキネン教授を講師とする、オールイングリッシュでの特別講座を開催。再生可能エネルギーに関する最新動向などのレクチャーや、生徒による研究成果のプレゼンテーション、ディスカッションも実施する。

協定書締結にあたり、先端研所長の神崎亮平教授は「通常、大学は学部があり、縦割りで新しいことを展開するのは難しいが、分野をまたいで学際的研究を展開する先端研には、ユニークで情熱のある教員がそろっている。われわれの情熱により、科学技術に興味を持ち、日本を背負って立つ人材を育成したい」とコメント。

都教委の宇田剛教育監は「新しい時代をけん引するグローバル人材の育成には、個々に応じた多様な学びの機会、課題研究の充実や、他校生徒との学び合い、専門性の高い大学教員から教わる機会が必要だ。本協定によって、生徒が研究を披露し、意見を得ながら探究学習を充実させていけるのは、極めてインパクトが大きい」と語った。

ダイバース・リンクは、文科省の今年度新規事業「WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業」に採択された、都が新たに取り組む学びのプラットホーム。新たな時代に対応できるグローバル人材を育成する狙いで、都が関係を持つ各国の教育当局などと連携しながら、世界の大学・企業とつながった探究学習の場を提供していく。