【英語民間試験】萩生田文科相 「初年度は精度向上期間」

萩生田光一文科相は10月1日の閣議後会見で、9月末までに大学入学共通テストにおける英語民間試験の活用方針を公表していない大学については、原則として2020年度から始まる「大学入試英語成績提供システム」の対象としない方針を表明した。9月末までに英語民間試験の活用を公表している大学、公表していない大学については、文科省の「大学入試英語ポータルサイト」に10月中旬に公開する。

英語民間試験の活用について、9月末までに方針を公表した大学で進めることを表明した萩生田文科相

文科省では、各大学に対して9月末までに学部学科別、選抜区分別に英語民間試験の活用方針の公表を要請していた。9月末までに活用方針を公表した大学を対象に、20年度の「大学入試英語成績提供システム」を運営していく方針について、同省は今週中をめどに各大学に通知する。

まだ活用方針を公表しておらず、活用を検討している大学については、ヒアリングや相談に乗るための猶予期間を設ける。

9月末までに活用方針をまだ公表していない大学がいくつあるかは、省内で精査しており、10月中旬をめどにポータルサイトでも情報を公開する。

文科相は「(公表していない)大学にペナルティーを科す趣旨ではない。高校生はこのシステムの実施を念頭にすでに準備を進めており、予定通り20年度から実施する。初年度はいわば精度向上期間だ。今後に向けて高校と大学関係者の間で協議し、多くの大学がシステムを利用するとともに、受験生がより一層安心して受験できるように改善に取り組んでいきたい」と説明した。