研修履歴を蓄積 教員養成部会でラーニングポイント検討

中教審の教員養成部会は10月4日、第109回会合を開いた。教員が計画的・継続的に研修を受けられるようにする、ラーニングポイントが取り上げられた。

ラーニングポイントのイメージ図

文科省が示したイメージ案によると、ラーニングポイントは教員の養成、採用、教職に就いて以降のさまざまな研修など、個々の教員の学習履歴を蓄積。教員免許更新講習の際などに、それまでの学習歴を評価して、次期研修計画に反映できるようにする。教員育成指標などと関連付けながら、教員の資質向上につなげる狙いがある。

この日の会合では、先駆的に「ラーニングポイント制」を導入している、岡山大学の事例が報告された。同学では、岡山県・市教委、教職員支援機構と連携し、現職教員が対象となる研修と併せて教職大学院の開放講座を受講すると、教職大学院で単位として認定する仕組みを構築。

認定される単位は、専修免許状取得の際の教職課程認定上の授業科目でもあることから、制度を利用する現職教員は毎年100人を超えるなど、増加傾向にある。また、同学は県・市教委と連携し、ラーニングポイント制を利用して教職大学院の修業期間を短縮できる履修プログラムも実施している。

「ラーニングポイント制」について説明した高瀬淳同学教授は「プログラムでは資質能力の向上に自ら取り組んでいくことを重視し、現職の教員が学びやすく、内容面では大学院相当の水準を確保している。現職教員が教職生活全体を振り返りながら今後に生かしていく学修プロセスを評価している」と述べた。

会合ではこの他に、9月27日にワーキンググループで取りまとめられた、教員養成のフラッグシップ大学の在り方に関する中間まとめも報告された。


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