親が大卒ではない学生対象 東工大が新たな奨学金

東京工業大学はこのほど、両親が四年制大学を卒業していない新入生を対象とした、入学前予約型給付奨学金枠「ファーストジェネレーション枠」を新たに設置し、奨学生の募集を開始した。学生同士の多様性を広げるのが狙い。同学によると、親の学歴を条件にした奨学金は米国などでは主流だが、国内では珍しいという。

同枠は2018年度から始まった「大隅良典記念奨学金」の新たな枠として追加され、既存枠の「地方出身者枠」と合わせて20人程度が採用される予定。奨学生には月額5万円が支給される。

両親のいずれかが四年制大学を卒業している場合は応募資格がなく、母子・父子家庭の場合は扶養している親のみの学歴で判断する。

その他の応募条件は▽来年4月に同学学士課程に入学を希望する者▽学業成績が特に優秀(高校1年生から申込時までの全履修科目の評定平均値が4.3以上相当)で、さらに学業の発展向上が期待できる者――など。

担当者は「本学では理念の一つとして多様性を掲げている。さまざまな環境で育った学生同士が交流することで、新しい発想や思考が生まれることを期待している」と話している。

詳細は同学ホームページで確認できる。