安全配慮しても組み体操事故 骨折含め51件、神戸市

神戸市教委は10月7日、市立小中学校の秋の運動会・体育大会で行われる組み体操の練習で、安全性に配慮して実施したものの、骨折を含む51件の事故が発生していたと発表した。体育に関する安全性について検討会を設置し、年内には来年度の組み体操の実施方針を決めるという。

同市の組み体操を巡っては、9月に久元喜造市長が、学校で組み体操の練習中の骨折事故が相次いで発生していることを受け、SNS上で小中学校に対し中止を呼び掛けた。同市教委では、すでに練習を始めている学校があったことから、9月9日に安全性に十分配慮した上で実施する方針を示していた。

同市教委によると、8月29日~10月5日に、組み体操の練習中に起きた事故により病院を受診したのは小学校で26件、中学校で25件報告された。症状別では▽骨折 6件▽脱臼 1件▽捻挫 10件▽打撲 16件▽病院に受診したが診断名なし 18件。なお、運動会・体育大会当日の事故はなかった。

同市教委では、事故が発生した学校に対して事故が発生した状況の確認を行い、再発防止策を指導。事故状況や再発防止策を他校にも周知し、注意喚起を行ったが、事故は防ぎきれなかった。

こうした事態を受け、神戸基礎学力向上推進委員会の専門部会として、「安全な体育的活動のあり方検討会(仮称)」を設置し、事故の検証や組み体操を含めた運動会・体育大会の今後のあり方を検討。年内には来年度の実施方針について、結論を出す予定。

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