「主体的に音楽を伝える」指導探る 埼玉大附属小2日目

「学びの本質を育む授業の創造」をテーマとする埼玉大学教育学部附属小学校(川端博子校長、児童629人)の教育研究協議会は10月16日、2日目を迎え、音楽科など5教科の公開授業と研究協議が実施された。

「日本の音楽を楽しもう」を題材にした音楽科の公開授業

音楽科の研究主題は「感性を働かせ、主体的・創造的に音楽を伝えようとする児童を育てる指導の工夫」。同科の課題について、▽音楽表現で他者を意識する感覚が薄く、意見交換を通じてより良い表現を追求したり、他者の表現の良さに気付くことが少ない▽鑑賞の学習が一過性になり、表現の学習に関連付ける力が十分に身に付いていない――と分析し、解決に向けて研究に取り組んできた。

公開授業では、2年生を対象に「日本の音楽を楽しもう」を題とした実践が披露された。

この日の授業は「わらべうたの音で音楽をつくろう」。教師が手本として「なべなべそこぬけ」のメロディーに沿って自身を紹介する歌を聞かせ、特徴を問いかけると、児童から「呼びかけと答えがある」「その繰り返しになっている」などの気付きが上がった。

次にグループに分かれ、自由にわらべうたを選んで音楽作り。「グループの中で二つに分かれて交互に歌おう」などのアイデアを出し合い、途中で互いにグループごとの発表を聞き合いながら、より良い音楽作りに向けて工夫を重ねる姿が見られた。

同校の研究は、今年度で最終年次の8年目を迎える。これまでの研究の成果として、民間団体が実施する試験などから「『批判的思考力』『創造的思考力』の伸びが顕著に見られた」といい、今年度は全教科で「他者を理解し、人と関わり合う協働的思考力」の伸長に重点を置き、研究を展開した。


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