【英語民間試験】「身の丈」発言 萩生田文科相が陳謝

萩生田光一文科相は10月28日、文科省で記者団の囲み取材に応じ、自身が出演したテレビ番組で、2020年から始まる大学入学共通テストの英語民間試験で「(受験生の)身の丈に合わせて2回の勝負をして頑張ってもらえれば」と発言したことについて、「説明不足な発言だった」と陳謝した。

記者団に発言の趣旨を説明する萩生田文科相

萩生田文科相は同月24日のBSフジ「プライムニュース」に出演し、共通テストの英語民間試験活用について、キャスターから「お金や場所、地理的な条件に恵まれている人の受ける回数が増えるのか」と質問を受け、「裕福な家庭の子が回数を受けてウオーミングアップができるということはあるかもしれないが、そこは自分の身の丈に合わせて、2回(の民間試験の受験)をきちんと選んで勝負して頑張ってもらえれば」と発言。経済的な格差を助長しかねないと、インターネット上で批判を浴びていた。

記者団らに同文科相は「どのような環境下にある受験生も自分の力を最大限発揮できるよう、自分の都合に合わせて適切な機会を捉えて2回の試験を全力で頑張ってもらいたいとの思いで発言した」と釈明した上で、「そうは言っても、実際、国民の皆さま、特に受験生のみなさんに不安や不快な思いを与えかねない説明不足な発言だった」と陳謝した。

一方で、記者から「民間試験である以上、経済的に余裕がある受験生は事前に何度も受けられるので、経済格差が広がる可能性があるのではないか」と問われると、「試験そのものは公平な制度として設計してきたと思っているが、民間試験なので全ての人が2回の本番しか受けてはいけないというふうにはなかなかできない。大学入試の参考になるのは(受験生が)選んだ2回の試験なので、そこに向かって頑張ってもらいたい」と答えた。


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